リハビリと訪問鍼灸マッサージの違い

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訪問鍼灸マッサージリアル実践会講師のおっくんです

今回は一番よくあった質問で「訪問リハとの違いがうまく説明できない」と言う内容についてお話しさせていただきました。

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そもそも「目的」が違いますし制度の運用も違います。

そのことに気づかず無理やり介護保険内で解決しようとするとかなり無理が出てきていますし、一番困るのは「利用者さん」です。

そのミスマッチをケアマネジャーさんに気付いてもらうために、僕たちができる行動を今回はご紹介させていただいています。

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この行動をすることで次に質問があったときに対処できると思いますのでぜひ学んでみてくださいね！

文字でも説明しましたので下記のとおりです。

①簡素化した定義

・リハビリは筋力低下に対して維持や改善を目的とした運動を行うこと。

・鍼灸マッサージは、痛みに対して行う施術のこと。

※マッサージというのは原則、「あん摩マッサージ指圧師」の国家資格を保有した者が行う施術です。（理学療法士は原則マッサージを行えません。）

※機能訓練指導員の資格要件は、「作業療法士・理学療法士・言語聴覚士・看護師・准看護師・柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師」の資格を有する者とされています。

②技術の違い

ご利用者様の状況に応じて対応するのは「人」ですので、個人の技術の違いを明確にご説明することは難しいでしょう。（経験年数やその人のセンスによる技術の違いはあると思われます。）

訪問マッサージと訪問リハビリでは「保有する資格が違う」という点が決定的に違いますが、施術に対する考え方は重複するところが多くあります。

考え方として、あん摩マッサージ指圧師・鍼灸師でも「西洋医学的な発想」で施術する人もいれば、理学療法士でも「東洋医学」を好む術者もいます。このような考え方から、プログラムが重複することがあります。

③訪問鍼灸マッサージの施術効果

筋力低下に伴い腰や膝の痛みを訴える方は多く見受けられます。そのような場合は、マッサージで疼痛治療を行い、機能訓練で筋力をつけていき、全身調整をします。

④リハビリと訪問鍼灸マッサージの併用

運動がしたくても、痛みが強い又は腰痛などにより身体が動かせないご利用者様は、最初にリハビリを行っても思うように筋力がつかず、リハビリ継続が困難になることが多いので何らかの改善が必要です。

人はどこかに痛みを覚えると、「何もする気が起きない、気分がすぐれない」などの理由から動けなくなり、「痛い→動かない→筋力低下→動けない・筋力低下で前より痛い→ほとんど動かない→関節拘縮及び抵抗力の低下が認められる→日中臥床状態となる」などの悪循環が始まる可能性があります。

⑤介護保険のリハビリ・健康保険の訪問鍼灸マッサージとの併用

ご利用者様が「リハビリはしんどい・痛い」と何もしなくなり、ＡＤＬの低下が起こる場合もございますので、その前に、鍼灸マッサージ師による痛みの緩和・関節運動・機能訓練をおすすめします。また、訪問マッサージとリハビリの併用は、とても効果的ですのでお試しください。

※訪問マッサージは健康保険適用です。したがって、介護保険の点数には影響しません。

追伸

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